きれいな脚

角質の深部に寄生する白癬にクロトリマゾールが有効

水虫の足裏

日本には、水虫をお酢で治療する民間療法が昔からあり、水虫に対してお酢の有効性を多くの研究機関で研究した結果、水虫の病原菌の白癬菌は10倍~100倍に希釈されたお酢の中では増殖しないとされ、40度の酢の中では死滅すると学会で発表されていますが、お酢は浸透力が低いので肥厚し硬化した角質に寄生する白癬菌に対しての効果は低いとされています。

水虫には、足の薬指と小指の間に症状が出易い趾間糜爛型足白癬と足の裏などに小さな紅斑が出来る小水疱型足白癬、踵に症状が出易い角質増殖型足白癬、爪白癬があり、趾間糜爛型足白癬と小水疱型足白癬は若者の患者が多く梅雨時から暑い時期に発症し悪化します。
症状としては、趾間と足の裏の発症部位の違いがありますが、強い痒みを伴う嚢胞が潰れ患部がジクジクとした状態になり、免疫力の落ちた患部から細菌が侵入し二次感染を引き起こす危険性があります。
その反面、ジクジクとした患部は、クロトリマゾールなどの抗真菌剤が浸透し易いので、角質増殖型足白癬や爪白癬に比べて短期間で完治します。

角質増殖型足白癬は、趾間糜爛型足白癬や小水疱型足白癬を放置したり、再発を長年繰り返す事で次第に白癬菌が角質の深部に侵入し発症します。
この足白癬は、深部に寄生しているのでクロトリマゾールなどの抗真菌剤配合の外用薬は効き難いとされていますが、踵の角質を洗い流して塗布する事で薬理効果が高まるとされています。

爪白癬は、爪の中へと白癬菌が侵入する事で発症し、長期間の治療が必要とされる治りにくい水虫であり、治療にはクロトリマゾールなどの抗真菌剤の外用薬が用いられます。

角質増殖型足白癬と爪白癬の治療には、クロトリマゾールなどの外用薬の他に、テルビナフィンを含有する経口抗真菌剤が処方されています。
テルビナフィンもクロトリマゾールも、白癬菌細胞膜を構成するエルゴステロールの生合成を阻害する効果があります。

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